これは地元ブリスベンのThe Courier Mailに出ていた、アメリカの話。
ブラック企業やサービス残業がふつうの日本では起こらない話ですが、
アメリカだとちゃんと残業代が払われるのでしょう。
見出しは 'Jet sabotaged in bid for overtime'
sabotage というのはもともとはフランス語だそうで、
サボタージュという「サボる」の元になった言葉。
英語だとサボタージと読むようです。
英語の辞書で調べると、「怠ける」ではなく、「妨害する」とか「邪魔する」と出ています。
ジェット機の状態をわざと悪くした、という感じでしょうか。
整備の際に、発泡スチロールを機首の内部のどこかにひっつけておいたそうです。
パイロットが計器の異常に気づいたから、離陸せず、
整備員の意図通り、修理が必要になって残業できたとのこと。
もし気づかなかったら、墜落事故の可能性もあったそうですが、まあ、整備員としてはきっと気づいて事故にはならないと確信していた、と思いたいところです。
見出しを訳すとしたら、「残業代目当てに飛行機に細工」でしょうか。
この整備員はイラク出身でアメリカに帰化した人だったので、当局はテロとの関係を疑ったようですが、
ただ単にお金が必要だったから、と判明したそうです。
子どもたちの大学の学費その他が必要だったとか。
身につまされます。
60歳だそうで、そういう年頃ですね。
うちは、オーストラリアの大学の学費出世払い制度のおかげで、
5人の子どもの学費を工面する必要はありませんでした。
ただし、親が学費捻出に苦労しなかったからか、
5人のうち、卒業したのは3人だけです。
この整備員はその道30年のベテランだったようですが、
3年刑務所に入ることになりました。
細工をしている様子は、監視カメラに写っていたそうです。カメラに撮られているのに気づかなかったんですね。
またまたトイレットペーパー
さて、今日もトイレットペーパーを探しにスーパーに行きました。お昼頃行ったときは、2つ行きましたが、まだ空っぽ。
1つには従業員のおばさんが近くにいたので、話したら、
「朝、届いたけど、2分で消えた。次は来るのか来ないのか、いつ来るのか、わからない」とすまながってくれました。
おばさんの責任ではないので、かえって恐縮しましたが、
オーストラリアの人でも、こういう感じの対応をしてくれるんだなあと、ちょっと意外でした。
でも、4時前に、別のスーパーに用事のついでに行ったら、ありました!
棚は相変わらず空っぽですが、そこに、数種類、おいてありました。
もちろんいつものお得な種類ではありませんでしたが、
1つゲット。
そこのスーパーは、今回の品不足で、トイレットペーパーはおひとり様4つだけにしてと言ってますが、
今、高い種類を4つ買わなくてもと、1つだけ買いました。
良心的に買い控えたのではなく、要するに、日頃の節約精神による行動です。(笑)
これで当分、うちの家に限れば、トイレットペーパーの心配はなくなりました。
トイレットペーパーの大手製造業者は24時間操業で対処しているという話ですから、
そのうち笑い話になる?
そして、家によっては、トイレットペーパーの在庫の山の間で生活する?
海外に発送した人もいるでしょうね。